武川建築設計事務所

関ケ原の美術館、上棟

2022.06.13更新

相変わらずの遅筆で気がつくと年明けから半年間も更新することなく過ぎていました・・。この年になるとやはり時が経つのが早く感じますね。

先日、長らく進めておりました関ヶ原での美術館プロジェクトが無事棟上げを終え、上棟式を執り行うことができました。施工事例でも紹介している岐阜のひだまりほーむさんとの協業案件であり、関ヶ原製作所さんが長年作り続けてきた「生活美術館」構想の総仕上げとなる建物です。

世界的な政治不安の影響で建材の大幅な高騰や流通の混乱の中、かなり早い段階から前倒しで材料の確保や職人さんの手配を進めていただき今日を迎えることができました。梅雨時の棟上げになりましたが、工事部、監督、大工の皆様には感謝が絶えません。中規模木造建築の上、付加断熱仕様の複雑な屋根構造をしているため棟上げの難航は予想していましたが、きっちり3日で組み上げるスピードとその組み上がりの綺麗さ!さすがでございます。

思い返せば昨年秋より始まったこのプロジェクトですが竣工が今年10月というかなりのハードスケジュールで右往左往しながら検討してきました。美術館の設計はもちろん初めての挑戦ですし規模も事務所史上最大です。短い設計期間ながら全国の美術館を巡って空間やプロポーションのイメージを組み立て、その用途にいて必要となる特殊な設備・性能も研究を重ね、まさに精魂込めて設計してきました。

かなり著名な作家の彫刻や絵画が飾られることになるため美術界の様々な方面の方々からアドバイスをいただいたり意見交換をさせていただけたものこの上ない経験となりました。

残り3か月、怒涛の施工が続きます。

 

せきがはら人間村

ひだまりほーむ

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