2026.03.13更新
年末からずっとばたたしておりまして、なかなか投稿できませんでした。いろいろありましたが、まず一つ大きなお知らせです。
長らく検討してきました移住計画がやっと煮詰まりまして、4月に引っ越すことになりました。場所は岐阜県、飛騨南端の温泉で有名な下呂市。言わずもがなの実家の近くです。
思えば10年近く前から土地探しを始めてましたが、理想の住処には山が近く、水場が隣接していてほしいという欲張りな条件が難しすぎてなかなか見つかりませんでした。それでもいくつか候補は見つけられたのですが、法規的な条件で建物が建てられなかったり、タッチの差で先を越されたり・・・。
3年ほど前には同じく下呂市の外れにあるダム湖のほとりの半島のような土地を縁あって譲ってもらうことができたのですが、さすがに街から遠すぎて息子や嫁の同意を得られず断念したこともありました。

そんな中、昨年帰省した際に実家のはす向かいに売りに出ている古い家屋があるのを見つけました。角の丸窓がかわいらしいこの古屋、昔はタバコ屋さんをされていたのですが長らく空き家になっていたようです。20年ほど昔、建築の学生をしていたころに地域の資産になりうる古い建物のサーベイをしていたのですが、その時にもこの建物が気になり写真に収めていました。当時はまだ外壁の漆喰も剥げておらず、両手で抱えるには足りないほど太い桜の木が脇にあり、とても品のある素敵な姿にだったと記憶してます。時が経って外見はしなびてきてはいましたが、売り家の看板を見てすぐに交渉させていただきました。
建物は壊さず、改修して住処にしようと考えていますが、なにぶん築50年を超える建物なので設計も施工も時間がかかりそうです。とりあえず家族の気が変わる前に引っ越してしまって、じっくり向き合いながら検討していこうと思っています。

この辺りの地名は桜町といって昔は桜並木が美しい通りがあり、商店も多く賑わいのある場所でしたが、近年は通り名の桜もほとんど切られ、ドラッグストアとコンビニだけの寂しい風景になってしまいました。花見には絶好の丸窓からは今や信号とガソリンスタンドの明かりしか見えませんが、いつかこの窓にまた生活の明かりが灯り、再び桜を望めるような場所になればと思っています。
取り急ぎ、ご報告まで。

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