2023.10.24更新
事務所ビルの前庭には大きなシマトネリコが植えられています。
現在季節も3廻り目に入るところですが、ものすごい勢いで成長しています。
夏は2回ほど剪定しないと追いつかないほどで、今や私の作業している3階の窓からもその枝葉を眺められるまでになりました。
庭のいたるところに小さな芽を出していて、それもまたよく育つのでたまに引っこ抜いては青空市に出したりしています笑。
このシマトネリコ、原生は沖縄県や東南アジアの暖かい地方の植物なので本州での生育は穏やかなはずでしたが、昨今の温暖化の影響で非常によく育つようなったようです。
常緑樹で枝張りの様子もきれいなので庭木によく使われるのですが、成長しすぎて管理が大変なので造園屋さんもあまりお勧めしていないなんて話も聞くようになりました。
逆に温暖化の影響で涼しい場所での栽培が適しているワイン用のブドウなんかは甲府、勝沼あたりでは暑すぎるので新興の畑はもっと北の方で作られるようになったという話も聞きます。
社会の構造が猛スピードで変わる中、気候もまた同じように変わっていっていく大変な時代だなあとしみじみ感じます。
変わることで失われていく多くの物事についてのネガティブな話は身の回りに山ほどあって暗鬱な気分になります。
ただ、それと同時に新しいことがどんどん生まれてくる期待感も確かにあって、まだ芽吹いたばかりの分野であれこれ試してみる挑戦の楽しさも感じています。
暗い時代だからこそ明るく朗らかに楽しみながら日々過ごしていきたいと思う今日この頃です。
プルメリア(インドソケイ)という木があります。枝ぶりも花も美しく家を建てるならぜひ庭木にしたいと考えていたのですが、熱帯の植物で本州では育てられないとあきらめていました。今ならうまく育てられそうな気がしています。
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